雨水利用で環境に貢献
住まわれているオーナー様のお宅に点検などで訪問させていただくと、家の中の季節に合わせた飾り付けや、進化していくお庭を見るのはとても楽しみです。そこには住まわれている方の家を大切にしていただいている気持ちや、ライフスタイルまでもを拝見させていただけます。
先日、甲斐市のオーナー様のお宅を訪問させていただきました。家の中はこの時期ですからとってもかわいらしいクリスマスの飾り付けがしてあり、その中でも星の照明が窓辺に飾られその存在感を主張していました。
でも、今日お伝えしたかったのは家の外です。普通なら降った雨は雨樋から排水パイプを通してガンガン側溝に流してしまいがちですが、こちらの奥様は違います。レンガと玉砂利を上手に使い、奥様手作りで雨樋周りに雨水を浸透させて、その水を利用した花壇を造ってしまいました。
花壇だけではありません。これは皆さんも知ってますよね。雨水の貯水タンクです。でも良く見ていただくと雨水タンクは購入されたみたいですが、樋とタンクの接続はやっぱり奥様の手作りで、樋を一部取り外しペットボトルをカットして上手に接続しています。何事も自分でやってみる、お見事です。この雨水はいろいろ重宝に使っているそうです。
最後に笑っちゃいました。ネギです。
雨樋の袂にネギを植えてこの大きさになるまで育てたそうです。今も育てています。天の恵みが立派な野菜を作り、たびたび食卓にのっては家族の舌を楽しませてくれるそうです。
何も考えなければ右から左に流れてしまう雨水も、自分の敷地に降った雨は自分の敷地内で処理する意識を持つことで、少しでも環境に貢献し、こんなにも生活の楽しむことが出来るんだとつくづく感じました。もちろん浸透状況が良くない土地柄にはお勧めしませんが、今からお庭作りを考えている方は参考にしてみてください。
h。kanae