スウェーデンのパッシブハウス3最終回
それでは今回が最後と成りますが、今回は断熱構造や、換気システム、そしてグランベックさんご本人の登場で締めくくりたいと思います。
外壁の断熱構造は下の写真の通りですが簡単に説明しますと、まず基本的には充填断熱プラス付加断熱の構造になっています。そして注目は気密シートの位置ですが、気密シートは写真の右側のブルーのシートがそれです。つまり気密シートの室内側にも断熱材が有りこの部分に配線しコンセトやスイッチを取り付けるので、気密層を壊す事がありません。そしてこの気密シートの位置が壁体内結露を防ぐポイントに成ります。また外側も付加断熱が施されています。そうして室内屋外側それぞれに付加断熱をする事によって、熱橋(ヒートブリッジ)を防いでいます。
次に換気システムですが、熱回収型換気システムが採用されていました。これはどう言うものかと、日本では、エコキュートでよく使われて意t\る、ヒートポンプを使って家から排気させる空気の熱をヒートポンプを使って熱回収し、その回収して熱を床暖房や、給湯に利用するシステムが使われていました。そして当時は工事中だったのですが、このシステムに地熱回収のシステムも組み込むそうです。ちなみにこのシステムのメーカーはNIBEです。この春から日本でも販売が予定されています。興味のある方は私共にお問い合わせください。
そして最後になりますが、今回この家を見学させていただいた、オーナーのグランベックさんと私達の写真です。説明しなくても誰がグランベックさんか判りますよね!
グランベックさんとっても勉強になりました。有難うございました。
こうして見学が終わって今回の事を参考に私たちも、エネルギーを使わずエネルギーを生み出す、住宅の開発を行うことを考えています。今年中に完成させて導入をしますので乞うご期待!!