アイスホテル1
3月にスウェーデンを訪れた時にアイスホテルに宿泊する機会が有りましたので、何回かに分けてブログに書きます。
今は、じめじめとした梅雨の真っ最中ですので涼しげなお話をさせていただきます。
先ず最初にアイスホテルについて書きます。
アイスホテルは、北極圏の200Km北に有る町キルナに氷と雪で作られたホテルです。つまり夏には無くなってしまうホテルです。したがって毎年違ったデザインの部屋を作ってそれをアートスイートと呼んでいます。勿論我々は、10万円近くするアートスイートには泊まる事が出来ませんでしたが、次回で少しアートスイートの写真をご紹介します。
スウェーデンの田舎にどうしてそんなホテルを作ったか、少し書きます。このアイスホテルは、元々地域の活性化と冬の観光の為に考えられました。それは、なんと札幌の雪祭りをヒントにしているそうです。
その証拠に最初は、1989年に雪と氷のモニュメントを日本人二人が指導をして作ったそうです。その後1992年にサバイバル訓練として宿泊するようになったそうです。これがアイスホテルの始まりです。そして今では、年間なんと毎年3万人以上の訪問者があり、1万1千人以上の宿泊者があるそうです!
日本と日本人がその創設に携わっていたなんて驚きです!!
下の写真はホテルの入り口エントランスです。
下の2枚の写真は、ホテルのロビーです。氷がとても幻想的で美しい空間でした。しかし中は、とても寒いんです。(当たり前です)
下の2枚の写真が我々が泊まった部屋とベッドです。おじさん3人で仲良く一つのベッドに寝ました。
ベッドその物は氷で出来ていてその上に低反発マットみたいな物(断熱の為)そしてその上に、トナカイの毛皮が敷いてあります。結構これが、獣臭いんです。そして実際眠る時は、そのトナカイの毛皮に上に寝袋を乗せその中に入って眠ります。しかし最初に書いたとおりサバイバル訓練がわりだったので、寝袋に入り方眠り方そして起き方のレクチャーを10分ほど受けます。その時に寝袋の耐寒温度は-15度と言っていました。
ちなみにこのホテルの客室は、-5度前後に保たれていると言う事なので、全く問題ないと言っていました。(それって保ってるって言うのかなと思いました)
この写真は、5分と座っていられないソファーと氷で出来たコーヒーテーブルです。勿論暖かい物置くと氷が融けて滑ってしまいます。
今回はこれぐらいにしておいて、又次回に書きます。
最初は出張で疲れているのに氷のホテルで本当にくつろげるのかとても心配でした。バーも勿論アイスバーです。
次回は、アートスイートと、アイスバー、泊まった様子をレポートします。
T.Ogura